こういうのは初めてなんじゃないでしょうか?
製造業の枠を超えて業態変革するっていうのが、印刷会社の生き残り戦略だというのはわかります。でも、これって難しいなぁって思うんですよ。なんでかっていうと、意識改革から始めないといけないなぁと思うからなんです。
私がこの業界に身を置き始めたのは90年代の初めでした。DTP革命とでもいうべき業界の大変革の前夜でした。そしてそのままDTP化の波に飲み込まれていったわけです。でもこのときは、簡単に言ってしまえばMacを買ってきて並べて「今日からはこれでやります!」てな感じで進んだわけで、設備やツールが急速に変わってしまい意識改革は後からついてきたというか、現実にあわせて頭を切り替えざるを得なかったわけです。「否応なし」ってのがピッタリだったんじゃないでしょうか。印刷業界は「ホットからコールドへ」とか、いろんな「変革」を体験してきていますが、その殆どは設備やシステムが変わることと結びついた「変革」だったわけです。要するに「製造業」の枠内での変革だったわけです。
でも今回の「業態変革」ってやつはそうじゃないんですよね。何か新しい設備やシステムを入れればいいわけじゃないんです。結果として新しい設備を入れる必要が生じるかもしれませんが、それは自らが考え選択した「業態」に合った設備となるはずで、お隣の印刷会社とは全く違う設備になる可能性もあるわけです。業界あげて何かを買うとか導入するってことにはなりません。むしろ生産設備やシステムはそのままでも、その組み合わせや活用方法、外部とのネットワークによって新しい業態を生み出そうとしているわけです。
だからまず自らがどう変わるのか変えるのかを、実態に即して考えることから始めないといけません。そしてそれは1社1社答えが違うこともあるわけで、進んだ設備を持っているところを見学に行って参考にさせてもらうとか、お隣の会社が導入した設備を同じように入れるとか、そういうのじゃだめなんですよね。
身に染み付いた「製造業根性」とでもいうべきものを見直し、新しい物の見方を身につけないといけないわけです。でもこういう改革って印刷業界ではきっと初めてなんじゃないでしょうか?今までやったことがないことをやらないといけないわけです。
自らが変わる方向を決めつつ、それに見合った物の見方を身につけて行く…。そういうのって結構難しいですよね〜。大変だぁ…。

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