印刷会社のウェブサイトは役に立っているのか?
印刷会社のウェブサイトって役に立ってるんでしょうか?
以前はうちもそうだったんですけど、会社案内を引き写しただけのようなサイトが多かったように思います(今でも多いような気がしますが)。カタログが作成できるよとか、会社案内を作成できるよってサイトに書いてあっても「そんなの言われなくともわかっとるわ!」とお客様にツッコまれそうなページや、Macが何台あってとか、ご丁寧にIllustratorの各バージョンが何本づつあるかなんて事を書いているページなんかもあったりします。
こういうのは新たに取引を始めようとするところが与信調査をしたり、競合他社を調べるときには役立つかもしれませんが、その印刷会社のビジネスの発展にとって、どう積極的に貢献できるのか疑問なサイトも少なくないと思うんです。自社サイトにどんな役割を持たせるのか、どういう効果を期待するのか、そんなことをきちんと考えていかないと何のためにサイトを開設してるのか、わかんなくなってしまいます。
少し前から自社のサイトのアクセス解析を毎月調べて報告してくれる担当者を営業部内に置きました。そんなにアクセス数は多くないんですが、あるキーワードで検索した結果のアクセスが結構あることに気づきました。実際にそのキーワードで検索してみるとGoogleでもYahoo!でも上位に表示されることがわかりました。でもこの件に関する問い合わせがまったくないというのも事実でした。
なんでかなぁということになって、関連するページを見てみると掲載されている情報の内容が貧弱で、資料請求してねって書いてあるだけのようなページだったのです。これじゃぁ誰も資料請求したくないよなぁということになり、関連するページの内容を大幅に加筆し充実させました。そうしてしばらく運用してゆくと、全体のアクセス数はそう大きくは変わっていなにのに、ポツポツと問い合わせや引き合いのメールが入るようになってきました。最近、その中でいくつか成約した仕事も生まれるようになってきて、中には普通に営業活動していたら到底お付き合い願えないような大きな企業からも受注することができました(そんなに大きな仕事ではなかったですけどね)。
こういう経験をいくつか積み重ねていると、どうもこの分野に関してはうちは競争力があるらしいというのが認識になってきて、営業マンがお客様のところに足を運ぶときも、この分野の話題をテーマにすることが増えてきました。ある程度相手を絞ってDMも送ろうということになり、最近送ったようです。
うちの場合は、とにかくサイトは新規拡大のツールというのがメインの役割ということになっていますので、そういう視点で8月から新しいサイトにリニューアルしました。中身が大幅に変わったというよりは、この間の経験からサイトの構成を見直し、コンテンツを書き直してというのが主な変更点です。文字ばっかりで面白くないという批判もあるので、これは今後改善してゆくべき課題となっています。
またユーザ向けの情報提供とか、そういうのがまだ弱いのですが、それはサブサイトとして展開しようと思っていますし、いくつか特定分野の商品についてはサブサイトを作ったり準備していたりします。
今後もサイトのアクセス解析を毎月行いながら、どう改善してゆくかのPDCAをまわしていくことになると思うんですが、自社のサイトでこういうことを行ってノウハウをためるということは、お客様のサイトを受注して制作し運用をサポートしてゆく上でもメリットが大きいと感じています。
印刷会社のサイトというのは、どうあるべきなのか?試行錯誤の連続です。

goriさん
いつも興味深く拝見させて頂いております。
私も印刷会社の営業企画というポジションで色々な会社・同業のホームページは観ますが、多くの印刷会社のホームページに共通しているのはただの会社案内的なものであるという点です。
これは弊社のホームページも然りで、昨年リニューアルしたのですが、担当者(一応私の直属の上司ですが)がデザインを一新したことで満足してしまっているのです。
その担当者曰く「学生向きの採用情報を充実させた」というのですが、一年中学生向け採用情報が出ているのも会社としてどうかと思いますし、何よりログ解析もしていない状況なのです。
私が入社した7年前に比べれば、ホームページ自体のセンスは向上したと思いますが、それを使うということに関しては何も進歩していないのです。
社内にgoriさんのように「ホームページを営業ツールとして有効的に活用出来ないのか」ということに本気で考えている人がいればいいのですが、今のところ私だけのようで、なかなか話しが進められません。
担当者(上司)にあまり言うと不機嫌になって面倒だし、どうしたらいいのでしょうか。
そんなことに頭を悩める今日この頃です。
gon43さん、いつもありがとうございます。
アクセス解析はした方がいいですよね。Google Analyticsとか無料で高機能なものもありますから、ここだけは社内でまず合意を得るのが出発点かもしれませんね。アクセス解析みてみると意外なことがわかったりしますから。
あと大切なのは顧客からの問い合わせです。見積もり依頼を目立つようにしていましたから、少ないアクセス数でも結構、見積もり依頼とかきました。そういうのを蓄積していったり、実際に仕事につながると見る目も変わってくるんじゃないでしょうか?3年間で見積もり依頼のメールは100件もないですが、何件かは成約しています。効率としてはいいほうじゃないかと思うんですが。あとメールじゃなくて「ホームページを見た」っていう電話も結構ありますね。
どこもかしこも試行錯誤だと思います。お互いがんばりましょう!