失われた5年間
私はしばらくDTPから離れWebに専念していました。しかし役員になりプリプレス部門の責任者の補佐的な役目で、プリプレス部門の面倒もしばらく見ることになったのです。実際に会議とかに出て話を聞いていると「ええ?まだそんな水準のままなのか!!」と耳を疑いたくなるような話がボロボロ出てきます(とてもブログで公開できるような中身ではない恥ずかしい事例がいくつも…)。いったいこの数年間、うちの会社は何をやっていたのでしょう?どうしてこんな風になってしまったのでしょう?
うちの会社は全国的に見てもプリプレスのデジタル化は早かった方だと思います。CTPの導入も早かったです。なので、いわゆる「先行者利益」的なものがあり、ある意味そこで安心してしまったのかもしれません。いまだに旧来の工程をデジタルに置き換えましたっていう水準で、デジタル化されたからこそのメリットが全然引き出されていません。というか、そういう目的意識を持っていたのかどうかも疑わしいです。
仮にシステムやソフトのバージョンは低いままでも、その力を充分に引き出すことや、合理的なワークフローの確立、生産効率を上げるための設備やシステムの導入を意識的に行い、それに伴うスタッフのスキルアップを追及していなければいけなかったのです。
これは現場の責任ではありません。間違いなく経営者の問題です。私はそのときは「役員」ではなかったので、そういう視点でものをみておらず、むしろ「もうDTPとはオサラバさ!」と他人事のように思っていたのです。今になって思うと、もうちょっと意識的に関わっておけばよかったなぁと後悔しています。特に「先行者利益」があったころの社内価格が維持され、市場価格との乖離が大きくなって、社としての「価格対応力」そのものが弱ってしまうところまで「病」は進行してしまっているのは大きな痛手です。
ここを変えないと、わが社の未来はないように思います。失われた5年を取り戻さないといけません。「当時の担当役員はいったい何をやってたんだ!!」と恨みつつ、凝り固まった現場の心を解きほぐせるように、説明を尽くし、方向を指し示し、一緒に汗をかいてがんばらないといけない状況になっています。……….できるのか?>自分(^^;

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