認められたい症候群
最近、いろんなところで「認められたい症候群」という言葉を耳にします。
今の若い子に特徴的な傾向を指しているのですが、具体的には「誰かに認められたい…」「自分の居場所がほしい…」という欲求が特に強い傾向を指摘しているようです。他人に認められたいというのは、どの世代の人でもあることだと思いますが、最近の若い人には特にこの傾向が顕著なようで、それは会社で若い人に接していても感じることがあります。なんでそうなのかというような分析もされているようですが、そういう原因を解明することよりも、そういう人たちにどう接していくことが大事なのかということの方が私は興味があります。
具体的な対応策として私が思うのは2つ。ひとつは話を良く聴いてやること。もうひとつはやったことを褒める(認める)ことです。
よく「聴く」と書きましたが「聞く」ではなく「聴く」と書いたところがポイントです。「聴く」という文字は、耳に目と心を+して成り立っています(こじつけですが)。なので相手の様子をよく見て、心を沿わせて相手が何を感じたのか、どう受け止めたのか、次のステップをどう導き出すか、そういう点に注意をして「聴く」必要があります。言葉を換えれば「傾聴」ということになるかもしれません。
もうひとつは、褒めることですが、これは何で褒めればいいわけではないと思います。先に書いたコーチングという考え方のタイプ分析も参考して、相手に応じた褒め方が必要だと思います。また何を褒めるかについても、褒めるようなことではないことまでも無理に褒める必要はないと思います。ただ良く「聴いて」いれば、どこかに褒めるポイントが出てくるので、それを逃さず適切な方法で褒めてやることが大事なんだと思います。そうすることで、自分の存在や行動を認めてもらえたと感じられれば、若い世代はモチベーションを上げ、指示待ち傾向を自ら打破して成長してゆくんだろうと思います。
私も含め、オジサン世代は、こういうことが苦手なんだと思いますが、だからと言って頭ごなしに指示をしたり、素直に反応しない人を「だめな奴」と決めつけたりすると結局は「ここに私の居場所はないので…」と会社を辞めていってしまうのだと思います。これからの労働人口は少子化の影響をモロに受けていくことになります。せっかく自社の扉を叩いてくれた若者を、3年もしないうちにボロボロ取りこぼしていたら、会社は先行き真っ暗になっていくはずです。若い世代に限らず今は「認められたい」という欲求が強い人が多くなってくると思うので「傾聴」と「褒める」をキーワードにして対応してゆきたいと思います。

「傾聴」と「褒める」やりました。
しかし結果は、認められたい症候群がますます増長してしまいました(>_
>認められたい症候群がますます増長してしまいました
その人にどうなって欲しいか、その人はどうなりたいのかという「ビジョン」を抜きに
「聴いて褒める」を実践すると、そうなってしまうのかもしれませんね。
手法が目的化されてしまうというか…
「聴いて褒める」を通じて上司と部下で「ビジョン」を共有できるようにすることを
意識的にされてみてはいかがでしょうか?