MacDTPでのサーバ環境はこれから?

うちの会社も、やっと(?)Macの環境をOS9からOSXへと移行させつつあります。
OS9のころはクライアント/サーバー型のファイルシステムというのは考えにくかったんですが、OSXならUNIXベースだし、なんとかなるんじゃないかと思って、サーバ環境についても検討を始めました。

まずは、先行している事例がないかと調べたり、業者や知り合いに聞きましたが「これが定番」というものもなければ、事例そのものが極端に少ないようなんですね。
どこも仕事中のデータはデザイナーやオペレータが自分で管理し、完了したデータをまとめて保管したりバックアップしているケースが多いようで、それならうちでも原始的にではあるがやってはいます。
AdobeCSについてくるVersionCueが使えるシロモノであれば、安くて済むのになぁと思ったんですが、これをまともに使っているところというのは、発見できませんでした。

ちなみに、うちの会社のある地方ではサーバに投資するところが極端に少ないようで、DTP関係のサーバで有名なV社さんも、この地方では販売実績がないということでした。V社さんのサーバは高いし、他で普通にやっても百万単位の投資になるんで、それで特に売上げが飛躍的にアップするんじゃないなら経営者も二の足を踏むっていうのも理解できなくはないですね。しかも、うちの地方は「石橋を叩いて割る」って揶揄されるくらいシブチンな風土なんでしかたないのかもしれません。

それにしても事例が少ないのは、なぜなんだろうと少し考えてみたんですけど、うちの場合は大量のページものについてはMacではなくEdianWingで組んでいます。例えばサーバ上のデータにアクセスし、第1章の直しはAさん、2章はBさんというのはEdianWingでは日常的にやられています。データアクセスへの排他制御も実現しています。

しかしMacの場合は端物が中心で、納期も短くレイアウト変更やデザイン的な要素も含めた直しが発生することが少なくないので、わかっている1人に仕事が従属する傾向は強いようです(他人に説明しているくらいなら自分でやった方が早いってことですね)。

またMacDTPの場合は、複数のファイルをフォルダにまとめて扱うことが多いので、ファイル管理というよりフォルダ管理という性格が強く、それがファイルベースでの管理を基本にしているシステムとは、うまくかみ合ってないにかなぁとも思います。

ビジネス環境ではサーバ/クライアントは、そんなに珍しくないと思いますが、扱ってるデータ容量やネットワークのトラフィックは桁が違いますよね。

現場と議論をしていると、そもそも作業中のデータをネットワーク上で一元管理する仕組み自体が必要なのかどうかが疑問になってきます。

ただ、完了したデータを一元管理し、合理的に分類・整理し検索や再利用しやすい環境は必要だということはよくわかりました。今は、MOと大容量のストレージに完了データは保管され、その分類や場所はファイルメーカーで別管理されています。

それでも「あのデータはどこ?」「どれが最新のだっけ?」というのは結構あるようです。もっとシンプルで合理的なシステムが必要なのかもしれません。
この点では、モリサワが販売しているD.FileBaseというのに少し注目しています。
http://www.datacraft.co.jp/dfilebase/index.html

なんにせよOSXへの移行が進めば進むほど、こうしたデータ管理やサーバ環境への模索も強まると思います。これは、これからの課題ってことでしょうかね。

コメント:1個

  1. 悩める管理職より、 2008/9/30 火曜日:

    たまたま見つけました。おもしろいですね。

コメントをどうぞ